※下記の内容は、出典元http://www.wikihow.com/Survive-a-Nuclear-Attackの更新内容を日本語訳したものです。
日本の実情に合わない部分もあると思いますが、かなり役立つ内容もあると思います。どうぞ、部分的に受け入れながら、参考にしていただければと思っています。
■↓2017年9月15日の北朝鮮ミサイル発射映像
■↓北朝鮮による核実験・弾道ミサイル発射について
http://www.mod.go.jp/j/approach/surround/pdf/dprk_bm_20170922.pdf
北朝鮮が9月15日午前6時57分頃、同国西岸から北東方向に弾道ミサイル1発を発射しました。ミサイルは午前7時4~6分に北海道上空を通過、同16分頃に襟裳岬の東約2000キロ・メートルの太平洋上に落下しました。北朝鮮の核開発、ミサイル発射などで世界に脅威をもたらしている北朝鮮。9月3日には、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載のため、水爆実験に完全成功した」と発表し、挑発はとどまるところを知りません。
北朝鮮による、次のミサイルの発射は10月10日の朝鮮労働党創建70周年に合わせて、核実験か弾道ミサイルの発射を実施する可能性は高いと言われています。また、10月18日開幕の中国共産党大会に合わせ強行するとの見方もります。さらに、12月27日の北朝鮮の憲法記念日も予想されています。
今回は、Wikihowから、米国流の「核攻撃時に生き延びるには」を翻訳してみました。WikiHowはMediaWiki.orgが編集している、アメリカでは学校教材でも使われているほどの権威あるWebメディアです。
北朝鮮から核ミサイルが発射された時のことを考えて、読者のみなさんもぜひ一度、真剣に核攻撃について考え、具体的に身を守るための対策を行ってみてはいかがでしょうか?
■↓国民保護ポータルサイト
http://www.kokuminhogo.go.jp
■↓弾道ミサイル落下時の行動について(北朝鮮からの核爆弾攻撃から身を守る方法)
http://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/290922koudou.pdf
核爆弾攻撃から生き延びるためには
冷戦は、20年前には終わり、多くの人が、核や放射能の脅威におびえながら生きることはなくなりました。しかし、今だに核攻撃は現実的な脅威なのです。国際政治はまだ安定しているとは言えず、人間の本質というものは、ここ20年では変わってはいません。人類の歴史の中で、一番永続的に鳴り響いている音は、戦争の鼓動なのです。核兵器が存在している限り使用される恐れは常にあるのです。
核戦争が起こったら生き延びる事はできるのか。その答えは予測することしかできず、ある人は「生き延びることはできる」と言い、ある人は「できない」と言っています。近年の熱核兵器は、1945年広島と長崎に投下された原子爆弾の数百倍、そして最大の核兵器であれば数千倍の威力を持ちます。このような核兵器が一度に何千発も爆発したらどうなるのか、私達は分かっていません。特に、人口の多い場所においては無駄な努力のようにも思えるかもしれません。生き延びるとしたら、そのような核攻撃をしても戦略的意義のない、都市部から離れた場所に住んでいる人で、精神的にも物理的にも準備をした人でしょう。
パート1
事前に準備しておく。
1. 計画しておきましょう。
核攻撃が起こった場合、食料を求めて外にでるのは安全ではありません。少なくとも48時間、できればそれよりも長くシェルター内に留まってください。食料や医薬品を常備しておくと安心ですし、その他生き延びるためにしなければならないことに集中できます。
缶詰
オーツ麦
はちみつ
砂糖
豆
パスタ、米、パンなど
2. 生鮮食品以外のものを備蓄する。
生鮮食品でないものは、備蓄としても、核攻撃後の食糧としても、数年間保存できます。炭水化物を多く含む食品を選んでください。高カロリーで効率よくエネルギー補給できるものにし、涼しく乾燥した場所で保存してください。
●白米
●麦
●豆
●砂糖
●はちみつ
●オーツ麦
●パスタ
●粉ミルク
●ドライフルーツ、ドライ野菜
●備蓄は少しずつ買いためてください。買い物にいくときに、1、2品を購入して備蓄してください。最終的には、数カ月分の食糧を備蓄できます。
●缶詰用に、缶切を忘れないように準備しておいてください。
1人=1日あたり1ガロン
3. 水を備蓄する。
食品グレードのプラスチック容器に水を備蓄することを検討してください。塩素系水溶液で容器を消毒し、浄水を入れます。
●1人1日1ガロンを目安に備蓄してください。
●攻撃時に浄水できるよう、基本的な家庭用漂白剤とヨウ化カリウム(ルゴール液)を準備しておいてください。
4. 通信機器を準備しておく。
情報収集ができること、そして自分がいる場所を他の人に伝えることは、非常に大切です。
以下、必要になりそうな物品です。
●ラジオ: 手回し式またはソーラー充電式のものを探してください。電池式のものしかない場合は、予備の電池を準備しておいてください。NOAA(国立海洋大気庁)の天気ラジオの入手も検討してください。このラジオは、1日24時間常に緊急情報を放送しています。
●笛: 救助を求める際に使う事ができます。
●自分の携帯電話: 携帯電話サービスは利用できるかできないか分かりませんが、もし利用できた場合に備えておいたほうがよいでしょう。可能であれば、ソーラー充電器を探しておきましょう。
5. 医療品を備蓄しておく。
医療品を準備しておくことで、核攻撃で負傷した場合、生死をわけることになるかもしれません。以下、必要な医療品です。
●基本的な救急キット: 既に一式で販売されている救急キットを準備するから、自分でキットを作ってください。必要な物は、消毒済みガーゼ、バンドエイド、抗生剤入りクリーム、ゴム手袋、はさみ、ピンセット、体温計、ブランケットです。
●救急法の冊子: 赤十字などの団体が発行しているものを買うか、インターネットから印刷して自分で作ることもできます。傷の手当、心肺蘇生法、ショック状態の治療法、やけどの治療法などを知っておいてください。
●処方薬の入手: 日常的に特定の薬を飲んでいる場合、緊急時の薬の予備をもっておくようにしましょう。
懐中電灯と電池
ごみ袋
防塵マスク
ペンチ
ダクトテープ
レンチ
6. その他の物品を準備する。
以下のような緊急用キットを準備しておいてください。
●懐中電灯と電池
●防塵マスク
●ビニール・シートとダクトテープ
●清潔に保つためのごみ袋、プラスチック製のバンド留め具、ウェットティッシュ
●ガスや水などの用役を止めるためのレンチ、ペンチ
7. 常にニュースを見ておく。
敵国から突然何の知らせも無く核攻撃をうけることは考えにくいです。通常、政治的な関係が悪くなり、核攻撃に至ります。核保有国同士が従来の武器を使った戦争に突入したものの、迅速に終戦に至らない場合は、核戦争になるおそれがあります。そして、それがある地域にのみ核兵器が使用されたとしても、エスカレートして核戦争がいたるところで勃発することもあります。多くの国で、攻撃が差し迫っているかを評価するシステムが導入されています。例えばアメリカやカナダでは、DEFCON (DEFence CONdition防衛基準態勢)レベルを知っておくと良いでしょう。
8. 核攻撃をうけそうな場合は、自らのリスクを評価し、避難を検討する。
避難することができない場合は、少なくとも自分用に作ったシェルター等に避難してください。以下のような標的にどのくらい近いのかを知り、適切な計画を立てましょう。
●飛行場や海軍基地、特に核爆撃機、弾道ミサイルセンス間、またはICBM格納庫など。これらは、限定的な核攻撃の応酬であっても、確実に攻撃対象となります。
●10,000フィート(3,048メートル)以上の長さを持つ商用港や滑走路。これらは、限定的な核攻撃の応酬であっても、攻撃されるおそれがあり、全面的な核戦争に至れば、確実に攻撃対象となります。
●政府機関。限定的な核攻撃の応酬であっても、攻撃される恐れがあり、全面的な核戦争に至れば、確実に攻撃対象となります。
●大規模な工業都市や人口の多い大都市。これらは、全面的な核戦争に至れば、攻撃の対象となるおそれがあります。
9. 様々なタイプの核兵器について知っておく。
●核分裂タイプ(原爆)は、最も基本的な核兵器で、他の武器に組み込んで使用します。この爆弾の威力は、重い核(プルトニウムとウラン)を中性子で分裂させることで生まれます。ウランやプルトニウムが分裂すると、それぞれの原子は大量のエネルギーを放出し、中性子もより多く放出されます。娘核の中性子は、非常に早いスピードで核反応を起こします。核分裂爆弾は、戦争で使用されたことのある唯一の核爆弾で、テロリストによって使用されるリスクが最も高いタイプの爆弾です。
●核融合タイプ(水爆)は、核分裂爆弾の驚異的な熱を「スパークプラグ」として使い、重水素とトリチウム(水素の同位体)を圧縮して熱することで、融合させて膨大なエネルギーを放出します。重水素とトリチウムを溶かすためには、高い温度の熱が必要になるため、核融合兵器は、熱核兵器としても知られています。このタイプの兵器は、通常、長崎や広島に投下された原爆の何百倍の威力を持っています。アメリカとロシアの戦略的武器の多くは、この種の爆弾です。
パート2: 差し迫った攻撃で生き延びるには
1. 急いでシェルターを探してください。
地政学的な警告サインの他、差し迫った核攻撃の最初の警告は、警報や警告シグナルとなります。そのような警告警報がなければ、核爆発そのもので、核攻撃されたことを知ることになるでしょう。核兵器の爆発による閃光は、爆心地から数十キロ離れた場所でも見えます。爆心地付近では、爆風から身を守ることができる、かなり頑丈なシェルターに居ない限り、生存のチャンスは、ほぼありません。もし、爆心地から数マイル離れた場所にいるならば、熱波が到達するまでに約10-15秒、衝撃波が到達するまで20-30秒かかります。どのような状況にあっても、爆発によって生じる火球を直接見てはいけません。晴れた日であれば、かなり離れた場所であっても、火球を見てしまうと一時的に失明してしまう恐れがあります。ただし、実際にダメージを受ける範囲は、爆弾の大きさ、爆発高度、気象条件によって大きく変動します。
●もし、シェルターを見つけることが出来ない場合は、窪地になっている場所を探し、顔を下にしてうつ伏せ、可能な限り皮膚を隠してください。このような場所が無い場合は、できるだけ早く地面を掘ってください。爆心地から約8キロ(5マイル)でも、3度の熱傷を負うおそれがあります。また、32キロ(20マイル)離れていても、爆発時の熱線で、肌が焼かれるおそれがあるのです。爆風の最高速度は約960キロ/時(600mph)で、遮るものが無い場所にある物や人は、吹き飛ばされます。
●前述のような対策が取れない場合は、かなりの爆風や熱線によるダメージを免れることができる建物であれば、屋内に逃げ込んでください。屋内に逃げ込むことで、少なくとも放射線の被害を少しは免れる事ができます。ただし、屋内に逃げ込んでよいかどうかは、その建物の強度と、爆心地からの距離によって変わってきます。窓から十分に離れ、可能であれば窓のない部屋に逃げてください。たとえ建物が大きな被害を受けなくても、爆風により窓ガラスがかなりの距離吹き飛びます。例えば、ロシアのNovaya Zemlya諸島の核実験(異常なほど大規模な実験ではありますが)では、フィンランドとスウェーデンの窓ガラスも被害を受けたということが知られています。
●スイスやフィンランドに住んでいる場合は、あなたの街に核シェルターがあるかどうか確認してください。もし、無い場合は、あなたが住む村/街/地区の核シェルターの場所と生き方を調べておいてください。ここで知っておいて欲しい事は、スイスには、どこでも核シェルターがあるということです。スイスでサイレンが鳴ったら、サイレンが聞こえない人(耳が不自由な人など)にも知らせ、国営ラジオサービス(RSR、DRSおよび/またはRTSI)の放送を聞いてください。
●可燃物の側から離れてください。ナイロンや石油ベースの素材は、熱線により発火します。
2. 放射線被曝で、多くの人が亡くなります。
●初期(即時)放射線は、爆発の瞬間に放出される放射線であり、存続時間も移動距離も短いものです。現代の核兵器はサイズが大きいことから、爆風または熱線が原因でほとんどの人が死亡するため、この放射線が原因というだけでなくなる人は少ないと考えられています。
●残留放射線は、放射線降下物としても知られています。爆発が地表で起こった場合、または火球が地面に当たった場合は、大量の降下物が発生します。大気中に吹き込まれた埃や塵は、雨に混じって降ってくるので、危険な量の放射線がもたらされます。この降下物には汚染された黒い煤が含まれており、「黒い雨」として知られています。この降下物は非常に危険で致命的であり、非常に高い温度になることもあります。この降下物にふれたものは、何でも放射能汚染されてしまいます。
爆風と初期放射線から生き延びることができたら(少なくとも、その時点においての話です。放射線の被ばく症状が出るまでには、潜伏期間があります。)黒いすすから身を守る方法を見つけなくてはなりません。
3. 放射線粒子のタイプを知っておきましょう。
まずは、以下の3つのタイプについて説明しておきます。
●α粒子: 核攻撃後に発生する一番弱い粒子で、実質的には脅威とはなりません。α粒子は、大気中に取り込まれる前に、空気中で数インチ飛ぶだけでなくなってしまいます。表面的には、ほとんど脅威にはなりませんが、摂取または吸入すると死に至ることがあります。標準的な服装をしていれば、α粒子から身を守ることができます。
●β粒子: α粒子よりも飛ぶスピートが早く、透過力も高くなっています。大気中に取り込まれる前に、空気中で10メートル程度(10ヤード)くらいまで飛ぶと無くなります。β粒子は、長期間曝露されないのであれば致命的ではありません。β粒子は、日焼けのような「ベータやけど」をひきおこすだけですが、目が長期間曝露されると、深刻なダメージを受けるおそれがあります。また、摂取または吸入するのは危険です。衣類を身に着けていれば、ベータ火傷も防ぐことができます。
●γ線: γ線は、最も致命的なタイプのものです。空気中を1マイル近く飛び、さまざまなシールドも透過してしまいます。よって、ガンマ線は、体の外から被曝しても、内臓に深刻なダメージを与えます。十分な防御が必要です。
□放射線から身を守るシェルターのPR値は、シェルター内に居る人が、戸外に居る人と比べて、放射能被曝量が削減できるかという値を示しています。例えば、RPF300というのは、戸外にいるよりシェルター内にいるほうが、300倍放射能被曝が少なくて済むという意味です。
□γ放射線に曝露されないようにしてください。5分以上曝露されないようにしてください。田舎にいる場合は、洞窟や倒木など、中に這って入れるような場所を探してください。そのような場所が無い場合は、穴を掘って、その中に横たわれるようにし、穴の周りに土を盛って塀のようにしてください。
4. 土や、その代わりになりそうなものをシェルターの内側から壁沿いに積んでください。
穴に居る場合は、屋根を作ってください。しかし、屋根の材料になりそうなものが近くに有る時だけ、屋根を作ってください。無理をして材料を集めて被曝しないようにしてください。パラシュートやテントに使われているキャンパス生地は、降下物が体にふりそぞくことから身を守ることができます。しかし、γ線からは防御できません。すべての放射能から完全に体を守るのは不可能です。しかし、許容レベルまで被曝量を抑えることはできます。放射線透過率を1/1000まで低減させるために必要な材料の量を見極める時に、以下を参考にしてください。
●鉄: 21センチ(0.7フィート)
●石: 70-100センチ(2-3フィート)
●コンクリート: 66センチ(2.2フィート)
●木: 2.6メートル(8.8フィート)
●土: 1メートル(3.3フィート)
●氷: 2メートル(6.6フィート)
●雪: 6メートル(20-22フィート)
5. シェルター内には48時間(2日)以上留まることを前提に計画を立ててください。
爆発後48時間は、シェルターにとどまってください。
●その目的は、核爆発により発生した核分裂生成物を避けることです。この核分裂生成物の最も危険なものは、放射性ヨウ素です。幸いにも、放射性ヨウ素の半減期は比較的短く8日となっています(安全な同位体にまで自然半減するまでにかかる時間)。ただし、8-9日後であっても、放射性ヨウ素はまだ沢山残っているので、できるだけ被曝しないように心がけてください。放射性ヨウ素の量が、初期量の0.1%にまで減少するまでには、90日かかるとされています。
●核分裂生成物のその他の主な物質として挙げられるのが、セシウムとストロンチウムです。半減期は、セシウムで30年、ストロンチウムで28年です。生物に取り込まれやすいので、食品を数十年にわたり汚染します。これらの物質は、風に飛ばされて何千マイル先にも届くので、自分が爆心地から離れているから安全だと思うのは間違いです。
6. 生活用品、食料の備蓄を検討してください。
生き延びるためには食料などの備蓄が必要です。当たり前ではありますが、最終的には、自分の体を放射能に晒すことになります(食料や水を備蓄した特別なシェルターにいない限り)。
●加工食品は、容器に穴があいておらず、ダメージを受けていないようであれば、食べても大丈夫です。
●動物は食べても大丈夫ですが、心臓、肝臓、腎臓は取り除き、皮は丁寧に剥いでください。骨髄が放射線を取り込むので、骨に近い部分の肉は食べないようにしてください。
●「ホットゾーン」の植物でも、食用の部分が根の場合や、地下にできる場合(にんじんやじゃがいも等)は、食べる事ができるのでお薦めです。植物を食用かどうかテストしてください。→植物が食用か確かめる方法を参照。
●戸外でフタをしていない水場は、降下物の粒子が入っていることがあるのだ、有害です。湧水やフタのある井戸など、地下水源の水であれば、一番安全である確率は高いでしょう(基本的なピットスタイルの太陽熱淡水化装置を作ることを検討してください。「砂漠で水を作る方法」を参考にしてください)。小川や湖の水を使うのは最後の手段にしてください。水辺から1フットくらいの場所に穴を掘り、水がしみ出してくるのを待ちます。そのままでは泥で濁っているので、沈殿するまで待ってから、水を煮沸して滅菌します。ビルにいる場合は、水道水は通常安全です。水がない場合(そのようなことは恐らく無いと思いますが)は、水道管の中に残っている水を使います。家の中で一番高い場所にある蛇口を開き、エアを入れてから、一番低い場所にある蛇口を開くと、水道管の中の水が出てきます。
– 「湯沸かし器から緊急用飲料水を確保するには」も参考にしてください。
– 「浄水の仕方」も知っておいてください。
7. 衣服(帽子、手袋、ゴーグル、袖口が閉まっているシャツなど)を着てください。
ベータ火傷を防ぐためにも、外に出る時には特に衣服を着てください。常に服をふるったり、水で洗ったりして除染してください。露出した肌に残留物があると、やけどを引き起こします。
8. 放射線によるやけど、熱線によるやけどを治療してください。
●軽度のやけど: ベータ火傷としても知れられています(その他の粒子による可能性もあります)。痛みが治まるまで(通常5分間)、ベータやけどを冷水に浸してください。
□皮膚が水ぶくれになったり、焦げたり、破れたりし始めたら、冷たい水で洗い、汚染物質を除去します。その後、感染を防ぐため、滅菌した圧定布で覆ってください。水ぶくれは、つぶさないでください。
□皮膚が水ぶくれになったり、焦げたり、破れたりしていない場合は、やけどが体の大部分を占めている場合(日焼けのような状況)であっても、何かで覆う事はしないでください。その代わりに、やけどの部位を洗い流し、可能であればベーキングパウダーと水を混ぜた溶液かワセリンをつけてください。
●重度のやけど: 熱性やけどとしても知られています。電離した粒子によるものではなく、主には、非常に温度の高い熱線によるものがほとんどです。但し、電離した粒子により、やけどを起こすこともあります。このタイプのやけどは、致命的にもなり、脱水、ショック、肺へのダメージ、感染症などの原因になりえます。重度のやけどは、以下の手順に従って治療してください。
□さらに汚染されないよう、やけどを守ってください。
□衣類がやけどの部分を覆っている場合は、衣類を切り、やさしくやけどから外してください。やけどに衣類が付いてしまっている場合は、無理に剥がそうとしないでください。やけどの上にかかっている服を引っ張らないでください。やけどにクリームなどは一切塗らないでください。医療チームを呼んで治療してもらうのが良いでしょう。
□やけどの部位を水だけで優しくあらいます。クリーム等は塗らないでください。
□通常の滅菌医療用包帯(特にやけど専用でないもの)は、使用しないでください。やけどに貼り付かないタイプの包帯は(貼りつかないタイプのその他すべての医療用品も)、不足している可能性があるので、代替としてラップ(サランラップ、フードラップ、粘着フイルムなどのこと)を使用してください。滅菌もしてあり、やけどにも貼りつくこと無く、容易に入手できます。
□ショック症状を防いでください。ショック症状とは、主要組織や器官への欠量が不十分になることです。治療せずにいると、命にかかわります。ショック症状の原因としては、大量出血、重度なやけど、傷や血液を見たことによる反応が挙げられます。ショック症状の兆候として、落ち着きがなくなる、喉が渇く、肌が蒼白になる、鼓動が早くなることが挙げられます。肌が冷たく湿っていても、さらに汗をかくことがあります。それが悪化すると、呼吸が浅く早くなり、視線がうつろになってきます。治療するには、胸部をマッサージし、適切な呼吸ができるような体位にすることで、心臓の鼓動と呼吸を適切状態に維持してください。締めつけている服は緩め、患者を励ましてください。自信を持って、優しくありつつも、しっかりと対応してください。
9. 放射線症候群とも呼ばれる放射線による病気を患った人は、サポートしてあげましょう。
この病気は伝染性ではなく、その患者が受けた放射線の量によって症状が変わってきます。以下の表に、その概要を示しています。
放射線被ばく量
症状
0.05 Gy以下
(明らかな症状は出ない)
0.05-0.5 Gy
一時的に赤血球の数が減少する。
0.5-1 Gy
免疫細胞の生産が減少する。
1.5-3 Gy
30日以内に35%が死亡。
3-4 Gy
30日以内に50%が死亡。
4-6 Gy
30日以内に60%が死亡。
6-10 Gy
14日以内に100%死亡。
12-20 REM (それ以上)
100%死亡。
10. 放射線の単位を知っておいてください。
(Gy (グレイ)=電離放射線の吸収線量を測定するために使用されるSI単位。1 Gy = 100 rad。Sv (シーベルト)=線量当量のSI単位。1 Sv = 100REM。簡略化のため、通常、1 Gyは1 Svと同等としています。
●0.05 Gy以下: 明らかな症状はありません。
●0.05-0.5 Gy: 一時的に赤血球の数が減少します。
●0.5-1 Gy: 免疫細胞の生産が減少します。感染症の影響を受け、吐き気、頭痛、嘔吐症状が出ます。この量の放射線であれば、治療を受けなくても、ほぼ生き延びることができます。
●1.5-3 Gy: 30日以内に35%の被曝者が死亡(LD 35/30)。 吐き気、嘔吐、体中が脱毛します。
●3-4 Gy: 深刻な放射能中毒。30日以内に50%が死亡(LD50/30)。その他の症状としては、2-3 Svの被爆時と同じような症状が出ます。潜伏期を経て、口腔内、皮下、腎臓の制御不能な出血(4 Sv時の発症率は50%)がみられます。
●4-6 Gy: 急性放射能中毒。30日以内に60%が死亡(LD60/30)。4.5 Svで死亡率は60%になり、6 Svで90%になります(集中治療を受けない場合)。症状は、被曝してから30分から2時間後に現れ始め2日間続きます。その後、7-14日の潜伏期があり、通常3-4 Svで被曝した際と同様の症状が現れ、ひどくなっていきます。この時点で、女性は不妊体質になることが多く、病気の回復までに数カ月から1年かかります。主な死因は(一般的に被曝から2-12週間後)は、感染症および内出血です。
●6-10 Gy: 急性放射能中毒。14日以内に100%近くが死亡(LD100/14)。集中治療によって、生存できるかどうかが決まります。骨髄はほぼ完全に破壊されるので、骨髄移植が必要です。胃腸の組織はひどく損傷します。症状は、被曝の15-30分後から始まり、2日間続きます。その後、5-10日の潜伏期があり、感染または内出血で死亡します。回復には数年かかり、完治することはほぼありません。Devair Alves Ferreiraは、Goianiaの事故で約7.0 Svの線量を受けましたが、分割照射だったこともあり生き延びられました。
●12-20REM: この段階になると致死率は100%です。症状もすぐに現れます。胃腸は完全に破壊され、口内、皮下、腎臓から制御不能な出血が始まります。倦怠感やよくある病気の症状が現れます。症状の内容は最初から変わりませんが、ひどくなっていきます。回復は見込めません。
●20REM以上: すぐに同じ症状が現れ、ひどくなっていきます。その後、「歩く幽霊」と呼ばれる段階に入ると、数日間は症状が良くなります。しかし、突然、胃腸細胞が破壊され、脱水と大量出血が始まります。死が近づくと、せん妄と精神錯乱が始まります。脳が、呼吸や血液循環などの体の機能をコントロールできなくなり、死に至ります。医療で、この状態を改善することはできません。医療では、単に痛みを和らげることができるだけです。
●残念ながら、その人がすぐに亡くなるという現実を受け入れなければなりません。厳しい言い方ですが、放射性疾患で死んでいく人に、食料などを浪費しないでください。食料などは、健康な人のためにとっておいてください。放射線病は、幼児、お年寄り、病気の人がかかりやすいです。
11. EMP(電磁パルス)から大切な電子機器を守ってください。
非常に高い高度で核兵器が爆発した場合、かなり強力な電磁パルスが発生し、電子機器や電気製品を破壊することがあります。最低限でも、すべての機器をコンセントかとアンテナから外します。ラジオや懐中電灯を密閉された金属機器(ファラデー・ケージ)に入れることで、電磁パルスによる損傷を防ぐことができます。但し、中に入れている電子機器が容器にふれている場合は電磁パルスから守ることはできません。保護したい機器は、完全に金属のシールドでおおっておく必要があります。そして、接地されていると、効果が上がります。
●保護したい機器は、導電性のケースから絶縁されていなければなりません。それは、EMPの磁場は、シールド上を流れ、半導体の回路基板に電圧を誘導するおそれがあるからです。爆発から離れた場所にある場合は、新聞紙や綿で機器を包み、その上からしっかりと金属製の「スペース・ブランケット(約2米ドル)で包むことで、ファラデー・シールドの代わりにできます。
●もうひとつの方法は、段ボール箱を銅またはアルミホイルで巻きます。保護したい機器をその中に入れて、機器をアースにつないでください。
12. 引き続き起こる攻撃に備えてください。
核攻撃は、一回で終わることはほぼありません。次の攻撃、敵国からの攻撃、攻撃側の侵攻に備えてください。
●生存に絶対に必要なものを取りにいかなければならない場合を除き、シェルターは閉じておいてください。綺麗な水と食料を備蓄しておいてください。
コミュニティQ&A
Q: 核攻撃後は長期間生き延びることは難しそうなので、いっそのこと爆心地に行って死んでしまうべきでしょうか。
A: いいえ。人間というものは、信じられないくらいの知恵と適応力を持っています。一回の核攻撃で人類が終わると言う事は考えにくいです。あきらめず、パニックにならないでください。
Q: どのようにしたら放射能被曝をできるだけ抑えられますか?
A: 可能であれば、地下に留まり、出来るだけ早く除染センターに行ってください。
Q: 学校にいるときに核攻撃を受けたら、どうすれば生き延びられますか?
A: 戦争などの背景があって、攻撃があると事前に予測されていると思うので、学校には、有事の際の対応計画があるはずです。多くの場合、戦争やその他の脅威がある場合は、学校にすら通っていないかもしれません。それは、当局が人々に家や近くのシェルターにいるよう勧告を出すことが考えられるからです。あなたの学校に特化して、どのような対応になるか知りたい場合は、先生または事務室のスタッフに尋ねてください。
Q: 核攻撃の際に隠れるのは、丘が良いですか?地下が良いですか?
A: 地下です。丘は簡単に見つけられますが、放射能の影響を大きく受けます。
Q: 核戦争後、普通の生活に戻れるまでどのくらいの期間かかりますか?
A: 放射能が消えていくまで、何年もかかります。科学的な除染方法が見つからない限り、100年はかかるかもしれません。
Q: 核戦争が起こった場合、地球上でどこが一番安全ですか?
A: 中立国です。戦争中には何も行動を起こさないので。
Q: -放射能が危険でなくなるレベルまで低減するまで、どのくらいの期間地下にいなければなりませんか?
A: 爆弾のタイプ、そして爆心地からの距離にもよりますが、一般的には最低2週間です。
Q: 家の中にいて、降下物から身を守るシェルターが無い場合はどうしたら良いですか?
A: 最も低い階にいてください。これで放射能被曝量を低減できます。
Q: 核戦争で核兵器が最も落とされそうな国はどこですか?
A: 一番確率の高い標的は、核兵器を保有している国です。アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリス、パキスタン、インド、北朝鮮です。これらの国の同盟国も、自国に核兵器を展開することに合意しています。そのような同盟国も標的となりえます。
Q: 核攻撃の際は、1人でいたほうが良いですか?誰かといたほうが良いですか?
A: 誰かと一緒にいたほうが良いです。チームとして一緒に色々できるからです。交代で、1人が休息をとったり食べ物を探す間、もう一人が見張りをすることができます。
Q: インディアナジョーンズのように、冷蔵庫の中にいれば核攻撃から生き延びられますか?
A: 生き延びる事はできません。
Q: 史上最強の核爆弾は何ですか?
A: 一番強力な核爆弾は、RSD-220水素爆弾(ソビエトTsar Bomba)57メガトンです。1961年10月にロシアの北極海にあるNovaya Zemlya島の上空で爆発しました。
Q: 自宅から離れた場所にいる時に攻撃されたら、ガンマ線から生き延びるためにはどうしたらよいですか?
A: 近くのシェルターを探してください。シェルターが見つからない場合は、固いものの陰に隠れ、地面に伏せて頭の後ろに腕を載せて、足は交差させ、幸運を祈ってください。但し、軽度から重度のやけどを負う恐れがあります。地面を覆っているカバーがあれば、そこに入り込み、少しでもダメージを少なくしてください。
Q: アパートにいる場合、爆風で生き延びる方法は?
A: 一番下の階に留まり(できれば地下)、当局の指示に従ってください。
Q: 攻撃時、車やバスの中にいたらどうなりますか?
A: 可能であれば、車を溝の中に移動させてください。伏せたら、熱でとけない物で、露出している肌の部分を覆ってください。爆発後は、走って一番近いシェルターに逃げ込んでください。
Q: 核爆発時に走って逃げる事はできますか?
A: 非常に短い間ですが、可能です。爆風を見る事が出来るほど近くの居る場合は、間違いなく熱波と衝撃波で吹き飛ばされます。できるだけ早く物陰に隠れてください(できれば地下に逃げてください)。
Q: 1階にいる場合は、どうやって生き延びれば良いですか?
A: ドアや窓、継ぎ目などの隙間をテープやコルク、厚手のブランケットなどで覆ってください。そして、2-3時間ごとに取り替えてください。
Q: 近くに核シェルターが無い場合は、どうしたら良いですか?
A: 地下深い場所を探してください。もし、そのような場所が無い場合は、一番近くの家に逃げ込み、バスルームなどの窓の無い部屋に入ってください。
Q: 自宅の地下にいるほうが良いですか?それとも最寄りの降下物シェルターまで走って逃げたほうが良いですか?
A: 時間が許せば、シェルターまで逃げたほうがよいでしょう。最寄りのシェルターというのが、どのくらいの距離なのかにもよります。もし、間に合わない(遠すぎるとか、シェルターの外は人々でごったがえしているなど)場合は、自宅の地下にいたほうがよいでしょう。
Q: 北朝鮮がニューヨークを攻撃する計画をしていたら、どうやってそれを知ることができますか?
A: 北朝鮮は現在のところ、そのような技術を持っていません。しかし、後少しでそれができるようになるでしょう。核兵器が発射されたら爆発まで約45分間の警告時間があるはずです。
Q: 核攻撃で人々は突然変異しますか?
A: あなたが言う突然変異の定義が何なのかにもよります。歴史上、核攻撃や事故に遭った人達は、数日のうちに放射能の影響で亡くなっています。被爆者の子供には、軽度および重度の出生以上が見られましたが、彼らは突然変異ではありません。人類は生物学的に核攻撃から生き延びることはできません。ですから、突然変異するには時間が足りません。
Q: ロングアイランドにいて、ニューヨークが核攻撃されたら、どこに逃げればよいですか?
A: ロングアイランドのニューヨークとは反対側に逃げてください。モントークやオリエントなどが良いでしょう。そして、できるだけ早く地下に逃げてください。
Q: 核攻撃後、どのくらい待てば移動できるようになりますか?
A: 理想を言えば、最低でも2週間はシェルターに留まってください。しかし、どうしても必要な時だけ移動するようにしてください。放射能被曝すると危険です。
Q: 井戸や下水に逃げ込むことで身を守れますか?
A: どこにも行く場所が無い場合は、井戸や下水に逃げ込むほうが、何も無い戸外にいるよりも身を守ることができます。もちろん、そこで、いかに食料や飲料を確保できるかも考える必要があります。
Q: ちょうど着陸した旅客機内にいる場合はどうなりますか?
A: 15分間の警告時間があるので、その間に最寄りの降下物シェルターに避難してください。できるだけ早く飛行機から脱出し、溝に逃げ込んで、昔ながらの「伏せて防御」の体勢をとります(伏せて、露出している体の部分を覆う)。爆発、爆風後、走って降下物シェルターまで走ってください。もし、そのようなシェルターが無い場合は、最寄りの小屋やハリケーン用のシェルターに逃げてください。
Q: 核戦争の生存者はどうなりますか?
A: 戦争の後、どうなるかは誰にもわかりません。しかし、インフラの多くは破壊されることが考えられます。電気、綺麗な水、下水処理、燃料などがまずは問題となるでしょう。たとえ、核攻撃の応酬があったとしても、多くの人が生き延びるはずです。先進国の政府が、治安維持、文明維持に努めてくれると思われますが、これらの国は封建的な統治体制に戻るかもしれません。移動して悪さをする盗賊に気をつけてください。生き延びるために一緒に行動する人の数が多ければ多いほど、生き延びられる率も高くなります。
Q: 寝ている間に核爆発がおこったらどうしたら良いですか?
A: 攻撃の前には、おそらく警報が出されるはずです。もし、警報が出なくても、大音量のサイレンが成るはずです。自宅の地下または地下シェルターを探してください。
Q: 戸外にいる時に核爆発がおこったら生き延びられますか?
A: できるだけ低い場所、そして離れた場所に行ってください。穴が無い場合は、穴をほってください。そしてできるだけ低い姿勢で伏せて、体を覆ってください。
Q: 小型の潜水艦を入手し、食料を備蓄し、できるだけ長く水中にいてはどうでしょうか。私は大きな湖の近くに住んでいます。
A: 酸素が必要なので、うまくは行かないでしょう。水も汚染されてしまいますし、水漏れが発生したら致命的になります。
Q: 核攻撃時に妊娠しており、放射線病にも耐えられたら、私の赤ちゃんには出生異常がありますか?
A: -放射線被ばくの状況にもよります。ヒト胚および胎児は電離放射線に特に敏感です。母親には、すぐに影響をあたえないレベルの放射線量であっても、成長遅延、奇形、脳機能傷害、癌をおこすおそれがあります。
Q: 核攻撃はどのくらい頻繁に起こりますか?
A: 歴史上、いままで2回しか核攻撃はおこっていません。両方とも第二次世界大戦中にアメリカによって核攻撃がおこなわれました。核攻撃というものは、頻繁には起こりませんし、願わくば、再度起こらないでほしいですが、もしもの時にそなえて、生き延びる術を知っておくと良いでしょう。
Q: 核爆発が起こった場合、オーストラリアなどの小さな離れた国は標的にされないでしょうか。もしくは、ここにいて安全でしょうか。
A: 田舎、特にオーストラリア中央部はおそらく安全でしょう。しかし、アメリカの同盟国になっている戦争においては、オーストラリアの市街地も標的にされるおそれがあります。
Q: 攻撃時にwifiは使えますか?
A: それは無いと思います。
Q: 初期爆発後に外に出るのは安全ですか?
A: 恐らく安全ではありません。公的機関が外に出てもよいと通達するまでは屋内にいてください。警察または緊急サービスに聞くのが一番です。
Q: 地下が無い場合は、お風呂のドアを閉めてバスタブにかくれていても良いですか?
A: いいえ。地下に隠れるか、アパートに住んでいる場合は一階隠れてください。落ち着いて、体勢を低くしておいてください。
Q: 核分裂/核融合爆弾の爆発後に発生する物質/降下物を利用する方法はありますか?
A: そのような物質を必要とする装置やインフラは、攻撃で破壊されている可能性が高いことに加えて、発生した放射性セシウムやヨウ素は、核燃料としては使い物になりません。また、塵や黒い雨、汚染された動物や植物に主には含まれていることもあり、そのような物質を使う事は非常に難しいプロセスが必要となります。
Q: 地下室が無いのですが、ガレージに避難したらよいですか?
A: 防御できる場所で、できるだけ低い場所を選んでください。できれば屋内が良いです。ガレージのドアの下から放射性物質が入り込むおそれがあるので、良い考えとはいえません。
Q: 他人を私の避難用の穴にいれてあげたほうが良いですか?それとも、そのような行為は危険を伴いますか?
A: 場合によります。核攻撃の後は資源が不足するので、あなたのを道具、燃料、食料を狙うかもしれないので、私であれば慎重になります。しかし、彼らが本当に助けが必要な様子であれば、助けてあげるかもしれません(状況が悪くなった場合に備えて、防御用の武器は持っておくと良いでしょう)。
Q: スウェーデンは、核攻撃の標的になりますか?
A: いいえ。スウェーデンは核攻撃の標的にはなりません。
Q: アパートの11階に住んでいて、地下まで降りる時間が無い時にはどうしたら良いですか?
A: 少なくとも、できるだけ下の階に逃げてください。その際、体を覆えるものも持って逃げてください。
Q: 核攻撃された時に、何の準備もできていなかったらどうしたらよいですか?
A: 伏せて頭を覆い、足をクロスさせ、神に祈るのが一番です。
Q: シェルターや地下のないところなら、どうしたらよいですか?
A: 自分で作ることもできます。もし、できないならば、放射能に被曝しないような場所に留まってください。
Q: 井戸水は飲んでも安全ですか?
A: 降下物で汚染されていないようであれば、安全です。ただし、井戸に細菌がはいっていないかを確かめてください。
Q: アメリカ軍がミサイルを迎撃することはできますか?
A: ミサイルが飛んできていると分かっていても、迎撃するのは非常に難しいです。ただし、不可能ではありません。
Q: 地下室にいて、水を沸かすことのできる鍋がある場合、火を焚くことで発生する有害な煙を外に排気するパイプは必要ではないですか?
A: 必要ありません。お湯を沸かすことで発生するのは、水蒸気です。パイプがあると、放射能被曝につながるおそれがあります。
Q: 核攻撃されそうな時に地下室にいたら、何を準備すればよいですか?
A: 少なくとも1カ月分の水と食料を確保してください。シェルターに留まる時間が長ければ長いほど、戸外に出た時の被曝量は少なくてすみます。
Q: 爆心地からどのくらい離れた場所まで避難すれば、放射能被曝の恐れがなくなりますか?
A: 爆心地から2マイルまでは致死的な放射線量です。爆心地から離れただけ、その致死量レベルは下がります。例えば、5マイルまで逃げる事ができれば、放射能による死亡率は50%になります。
Q: アメリカ国内で核攻撃の標的になりそうな都市はどこですか?
A: 大都市でしょう。例えば、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンDCなどです。
Q: 核戦争にアメリカは勝つでしょうか。
A: 答えるのは難しいのですが、どの国と戦うかにもよります。アメリカには、約7000発の核兵器があります。
Q: アメリカのある都市が攻撃された場合、カナダに逃げるべきですか?ニューヨークが攻撃された場合、カナダは私達を受け入れてくれますか?
A: おそらく大丈夫です。カナダとアメリカは非常に近しい関係で、身分証明書を提示できるアメリカ国民であれば、カナダ国境を超えさせてくれます。
一般社団法人 日本防災教育訓練センターでは、北朝鮮の核ミサイルに備える個人サバイバル・マニュアル作成法や北朝鮮の核ミサイルが発射されたときに最大限自分や家族の命や身を守る対処法なども指導いたしております。
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