「本気になろう!学校防災 〜あなたのもしも!?が子供を守る!!」
平成30年8月20日(月)埼玉県草加市新田中学、小学、幼稚園、保育園の先生約80名が集まって、地域の災害特性を踏まえた学校防災(特に綾瀬川氾濫対策)、教師による避難所開設手順と要領、浅間山噴火対策、災害別生徒の引き渡し手順、校内外不審者対応、生徒が刃物を持って暴れ出した時の対応法、生徒による化学テロ予防など初動から再校まで、2時間の直接的な対応手順を話し合う、実践型シナリオワークショップを行いました。
埼玉県草加市新田中学校
所在地:〒340-0051 埼玉県草加市長栄1丁目767
電話: 048-942-9872
今回の目的は、「学校保険安全法29条対策」でした。
●学校保険安全法
(危険等発生時対処要領の作成等)
第 29 条 学校においては,児童生徒等の安全の確保を図るため,当該学校の実情に応じて,危険等発生時において当該学校の職員がとるべき措置の具体的内容及び手順を定めた対処要領(次項において「危険等発生時対処要領」という。)を作成するものとする。
2 校長は,危険等発生時対処要領の職員に対する周知,訓練の実施その他の危険等発生時において職員が適切に対処するために必要な措置を講ずるものとする。
3 学校においては,事故等により児童生徒等に危害が生じた場合において,当該児童生徒等及び当該事故等により心理的外傷その他の心身の健康に対する影響を受けた児童生徒等その他の関係者の心身 の健康を回復させるため,これらの者に対して必要な支援を行うものとする。この場合においては, 第 10 条の規定を準用する。
※「危険等発生時対処要領」=「危機管理マニュアル」
「防犯マニュアル」「防災マニュアル」「不審者対応マニュアル」「災害発生時対応マニュアル」
先生方の平均年齢は約38才。みなさん、かなり研究されていて、特に不審者対策では、実戦訓練もかなり行っていらっしゃったようで、学校防災意識・危機管理意識が高く、活発に発言されて、しっかりと発災時の初動対応ポイントを抑えられていました。
また、さすまたはあるけど、校内殺傷など、ほとんどの犯罪は15分程度で終わることから、職員室にさすまたを取りに行っている間に全て殺傷が終わってしまうということに気づいていたり。。
それよりも、そこに在る机や椅子で、さすまたと同じ役割を果たす方法等を紹介しました。椅子は生徒の人数分ありますので、さすまた数本を遠くまで取りに行くよりも早く対応できることを選択した方が有利だと言うことも共通認識されていました。
過剰防衛についても、具体的に説明しましたが、ナイフでは無く、放火目的と疑われるガソリンタンクを持った犯人を押さえ込むことは出来るかなど、対応策について具体的な調査課題にもなりました。
また、生徒から暴力を受けそうになった時の身構え方、生徒がナイフを持って襲ってきた場合の対応法、生徒が校内にある薬品を使って行う化学テロについて、暴力行為のあった生徒に過剰防衛にならないための受け方、生徒のパニックコントロールなど、さまざまな視点で、ディスカッションしたり、私自身、学びの多いワークショップになりました。
すばらしかったのは、保育園、幼稚園、小学校、中学校の先生方の横の繋がりが強いこと。ワークショップが終わって、全員でグループ毎に日常会話しながら、お弁当を一緒に食べながら、さまざまな振り返りと今後の課題と具体的な対策等をメモしながら話されていました。
もし、学校防災、学校にの危機管理対策について、また、「学校における危険等発生時対処要領」=「校内危機管理マニュアル」
「校内防犯マニュアル」「校内防災マニュアル」「校内不審者対応マニュアル」「災害発生時対応マニュアル」などの作成サポートやアドバイスにご興味がある方は、下記から、ご連絡下さい。
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一般社団法人 日本防災教育訓練センター
代表理事 サニー カミヤ
~助かる命を助けるために~
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