災害軸で防災計画を作るべき

防災コンサルタントとして、市町村をはじめ、さまざまな業種の民間企業防災計画、参集時の初動マニュアルなどを見てきたが、実際に災害を体験された方が作成に携わっていないためか?読んでいてイメージできないことが多い。

災害軸で防災計画を作らないと、通常時の時間軸で防災計画を作っても、現実とは、かなりのギャップがあり、せっかくの初動対応も後手になってしまう可能性が高い。

以下、防災計画を作成するコツのいくつか。。

・災害軸で発災イメージをカラーにして考えること。
・地域の特性(気象、気候、地盤、環境、道路などすべて)に応じた内容にすること。
・発災時の状況予測シュミレーションをしっかりと行うこと。
・会議の参加者に女性がいた場合、ほとんどの女性は書記担当にされてしまい、発言する機会が制限されてしまうため、女性の発言機会も平等に作ること。
・災害は時間の経過によって状況が変わっていくため、「情報収集」「状況把握」「内容確認」など、当たり前のことでストップせずに、いつもその先を考えること。
・既存のもので対応できないか、フレキシブルな応用力で、最初から否定せずに提案を検討事項として受け入れること。金を掛ければきりが無い。いらないモノは使わない。
・2次災害、3次災害、複合災害も想定内にし、想定内を増やし、高め、想定外を減らすこと。
・6W7H3R方を使うと予算の無駄遣いがなく、また、継続的な維持費も最低限に抑えられる可能性が高い。
などなど。。

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