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爆弾・爆破・殺人脅迫電話対応手順について

爆弾・爆破・殺人脅迫電話対応手順について

爆弾脅迫の多くは電話によるものです。爆弾脅迫は、危険性が無いと確認されるまでは深刻な事件です。また、化学テロや生物テロ・殺人脅迫電話対応手順についても、基本的には同じ要領で対応可能です。

すばやく行動しつつも平静を保ち、このページの最下部にあるカードの裏面にあるチェックリストを参考に情報入手してください。

なお、この内容はテロリストの攻撃や自然災害などあらゆる脅威から国土の安全を守る、アメリカ合衆国国土安全保障省(United States Department of Homeland Security)が作成した、爆弾・爆破・殺人脅迫電話対応手順マニュアルを参考に作成いたしました。

■電話による爆弾脅迫があった場合:
代表電話や各課の電話は録音装置の付いたものが望ましいですが、もし、録音機能が無い場合は、固定電話をオンフックやスピーカーモードにしてiPhoneやAndroidで会話を録音したり、録音機能の付いた電話に転送する。また、3者会談機能(スリーウェイ通話)にするなどして、会話を録音できる準備をしておくことが理想です。また、2度以上の脅迫の場合は、1度目の後にすぐに警察の担当者に連絡し、2度目の電話の際、警察の担当者に3者会談機能(スリーウェイ通話)で聞いていただくか、転送して、直接、対応いただくことも可能かもしれません。

1、平静を保ちます。電話をかけてきた人物とできるだけ長く通話してください。相手が電話を切ったとしても、電話を切らないでください。
2、注意深く耳を傾けます。礼儀正しくし、会話の内容に関心がある様子で話します。
3、電話をかけてきた人物に色々と話をさせ、爆破予定の場所や日時、爆弾の種類など、更に情報を聞き出します。
4、可能であれば、同僚にメモを渡し、警察と消防に連絡するよう頼みます。または、電話が切られたらすぐに、自分で警察と消防に連絡します。
5、ナンバーディスプレイ機能がある場合は、表示された番号および/または文字を書きとめます。
6、すぐに爆弾脅迫チェックリスト(裏面)に記入します。覚えていることをできるだけ多く書きとめておきます。話した言葉をできるだけ正確に書き留めてください。
7、会話が終わった後、すぐに電話を切らないでください。別の電話で警察に連絡して情報を伝え、指示を待ってください。
8、このチェックリストを警察と消防の担当者が指定するファックス番号に送ることで、情報が一度に伝わるため、対応が早くなる可能性が高くなります。

■手書きのメモで爆弾脅迫があった場合:
●警察と消防に電話します。
※通報要領を作成しておき、内容を順番に落ち着いて話すこと。

●犯人の指紋やDNA、爆発物が付着している可能性がありますので、できるだけメモにさわらないでください。

■Eメールで爆弾脅迫があった場合:
●警察と消防に電話し、指定のメールアドレスに転送します。
※事前に各通報用メールアドレス調べて、メールアドレスを登録しておくこと。

●メッセージを削除しないでください。

■怪しい小包の特徴(爆弾に限らず、化学薬品、生物テロの可能性もある)
●返送用住所が無い
●下手な手書き
●切手がたくさん貼ってある
●誤字がある
●しみがついている
●役職名に間違いがある
●異臭がする
●海外の切手が貼ってある
●異音がする
●予期せず届けられた
●取扱注意事項のメモがついている

■禁止事項
●送受信件用無線または携帯電話を使用しないでください。無線信号が、爆弾を爆発させるおそれがあります。
●警察が到着して、脅威を評価し終わるまで、建物から避難しないでください。
●火災警報器は鳴らさないでください。
●あやしい小包にさわったり、動かしたりしないでください。

■連絡先(このうち1つを選んでください)
●地元警察のガイドラインに従ってください。
●警察内の担当者の指示を受けてください。
●110

■爆弾脅迫電話受信時のチェックリスト
1、日付
2、電話をかけてきた人物が電話を切った時間
3、時間
4、脅迫電話を受けた電話番号

■電話をかけてきた人物への質問事項
●爆弾はどこにありますか?(建物、階、部屋など)
●いつ爆発しますか?
●どのような形ですか?
●爆弾の種類は?
●どうしたら爆弾が爆発しますか?
●自分で爆弾をしかけましたか? はい/いいえ
●なぜ爆弾をしかけましたか?
●名前は?
実際に使われた脅迫の言葉
電話をかけてきた人物に関する情報
●電話をかけてきた人物がいる場所は?(背景の音、音の大きさ)
●推定年齢
●声に聞き覚えがありますか?どんな声でしたか?
●その他の特徴

■電話をかけた人物の声
□なまり
□怒り
□平静
□咳払い
□咳
□かすれ声
□泣き声
□低い声
□深呼吸
□偽装した声
□独特な声
□興奮
□女性
□笑い声
□舌足らず
□大声
□男性
□鼻声
□普通
□疲弊
□早口
□イライラ
□ゆっくり
□ろれつが回らない
□柔らか、優しい
□どもる

■背景で聞こえる音
□動物の声
□生活音
□台所の音
□道路の音
□ブース
□拡声システム
□会話
□音楽
□モーター
□雑音なし
□電波の雑音
□オフィス機器
□工場の機械
□近距離/地元
□長距離
□脅迫に使われた言葉
□支離滅裂
□メッセージの読み上げ
□録音テープ
□理性を失っている
□口汚い
□上品

なお、各項目の記入要領は、キーワードや単語など、メモ程度にとどめ、記入者が説明できる内容にして、できるだけ多くの情報を得るようにしてください。

その他の情報

下記はサンプルです。自由に書き換えてご使用ください。もし、元ファイルをご希望の方はご連絡ください。
https://irescue.jp/PDF/Bomb-threat-call-report_JPN_FORM.pdf

もし、爆弾・爆破・殺人脅迫電話対応手順、初動期対応マニュアルを作成されたい方、シュミレーション訓練、セミナー、ワークショップを受けられてみたい方は、下記からご連絡ください。特に秘書、代表電話担当者の方は受講されることをおすすめいたします。

また、消防、救助、救急、警備会社、民間企業のテロ対策訓練についてのアレンジやアドバイス、コーディネートについても下記からお問い合わせください。

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    ■【一般社団法人 日本防災教育訓練センター】■
    代表理事 サニー 神谷
    ~明日をもっと安全に~
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