テロの兆候
不審な行動を認識する
緊急事態には、地域の緊急対応機関へ通報してください。
普段の行動とは違っても、テロ活動だとは限りません。しかし、あなたの 近隣やコミュニティでは、何が普段通りかは分かっているはずです。
もし、いつもと違う、おかしな活動が見られたら、警察当局にすぐに通報してください。近隣の状況に注意を払い、通報するのは、あなたの責任です。そして、必要があれば、捜査や、さらなる行動を起こすのは、警察の責任です。
不審な行動を通報する際は、正確な情報と詳細(関与していると思われる人物、状況、使われている車両、なぜおかしいと思ったか、不審人物のいる場所)を伝える事が大切です。
また、不審な行動を見かけた正確な時間と場所を覚えておいてください。
以下の示しているのは、不審行動のリストです。ただし、ここに示す例は、通報すべきものとは限りませんし、犯罪者やテロリストの活動につながるとは限りません。そして、テロリストは、特定の人種、民族、宗教だからといって判断できるものではありません。
1、普段、聞かれないような情報を問い合わせてくる
普段聞かれないような情報を問い合わせてくるのは、テロ活動の兆候と言えます。
・職場に電話で、セキュリティシステムについて問い合わせてくる。
・会社の重役、従業員、訪問者の普段の動きについて質問してくる。
・メールでのアンケート調査と称して、人の習慣についてコメントを求めてくる。
・これらは、正当な問い合わせかもしれませんが、テロリストがテロを計画する際に、情報収集するためのテクニックでもあります。相手の素生が分かっており、必要な場合を除き、機密情報は伝えないでください。
2、ハイリスクまたは象徴的なターゲットへの異常に興味を持つ
以下のような行動がみられたら、警戒心を高めるべきです。
・異常に興味を持つ
・監視している
・怪しい写真、ビデオ撮影
・メモをとる
・図表を描く
・地図に注釈を入れている
・双眼鏡や暗視装置をつかっている
3、普段と違う行動
普段と違う行動だからといって、必ずしもテロ活動をしているとは言えませんが、念のため、以下の点について気をつけておきましょう。
・こつそり行動したり、挙動不審な行動をしたりしている人
・目を合わせない人
・見られたり、近寄られたりすると、すぐに離れる人
・場違いな人
・ビルまたは車から強い臭いがする
・車に荷物がかなり積まれている
・車のエンジンまたはガソリン・タンク以外から液体が漏れている
4、偽の身分証明
過去に起こった大規模なテロ事件に関与したテロリストの多くが、偽の身分証明書を使って、国内に不法滞在していました。政府発行の身分証明書を改ざんしたり、偽物を使うのは、いかなる理由、いかなる形であっても、違法です。これには、以下の身分証明が該当します。
・運転免許証
・社会保証カード
・パスポート/ビザ
・出生証明書
・外国人居住証明書
・誰かが、政府発行の身分証明書を改ざんしたり、偽物を使用したりしていると思われたら、警察に通報してください。適切な状況でない場合は、他人のIDを見たいと要求しないでください。捜査については、警察に任せてください。
5、多数の訪問者
テロリストは、一人で行動していない時は、共謀者に会う必要があります。訪問者に注意してください。
・奇妙な時間帯に訪問したり、去っていく。
・こそこそしている。
・不審なふるまいをしている。
・遠くに車をとめている。
・家族ではない人がたくさん一緒に暮らしている。
5、コミュニティでの付き合いを避けている
プライバシーを守っている人が全員テロリストという訳ではありません。しかし、違法な行為をしようとしている人は、人と関わりたくないものです。
例えば:
・事前に伝えていなければ、その人のアパートや家にあなたを入れてくれない。
・容姿を頻繁に変える。
・立入禁止の部屋がある。
・テーブルやその他の家具にカバーをかけている。
・ホテルの部屋のメイド・サービスを利用しない。
・配達物は、ホテルのフロントもしくはホテルの部屋のドアでしか受け取らない。
6、大型/異常な/ハイリスクの配達物
テロリストが攻撃を実行する時によく使う手段が、配達物です。以下のようなものには注意してください。
・危険物を積んだ車が、適切ではない場所で運転されていたり、駐車されていたりする。
・薬品または肥料が予定外で配達される。
・公衆のあつまる場所に、誰のものかわからない箱、鞄がある。
・消火器が移動されているか、改造されている様子がみられる。
・予定にない、予期していない郵便物
7、普通ではない物を購入、盗難する
テロリストは、攻撃をおこない、目標を達成するための材料を必要とします。以下の物品を購入したり、レンタルしたり、盗難している場合は、注意してください。
・警察、警備、公益事業、郵便配達人、航空会社の制服や装備
・爆発物
・武器
・弾薬
・プロパン・ボトル
・有害薬品
・毒物を輸送、格納できる車
以上、初めてテロ対策を担当される方は、出張前の社員を怖がらせたくないが、危険な目には遭ってほしくないというお気持ちが強いと思いますので、少しずつ、社員の方々に伝えていきながら、いずれは、社員全体の共通モラルとなるようにスケジュールされた方がいいかもしれません。
実際にこのような事件に遭遇する可能性は希かもしれませんが、今、この瞬間に世界のどこかで起こっていることは事実です。どうぞ、向かう国の現在の状況に応じて、真剣に捉えて、実力も身につけてください。
ただ、海外に支社を持つ企業の総務担当者の方で、長期滞在する自社社員を守るためにテロ対策、海賊対策、人質・拉致対策、要人保護対策などを真剣に準備する必要がある場合は、上記のような一般的な内容では不足です。
もし、長期滞在者向けの自社のテロ対策マニュアルを作成されたい方は、お気軽にお問い合わせください。
一般社団法人 日本防災教育訓練センターでは、刃物、短銃、自動小銃を突きつけられたときの対処法などの危機テロ対策術も指導いたしております。
ご興味がある方は、下記からお問い合わせいただくか、電話03-6432-1171、または、info@irescue.jpまでご連絡ください。
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一般社団法人 日本防災教育訓練センター
代表理事 サニー カミヤ
~助かる命を助けるために!~
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電話: 03-6432-1171
メール:info@irescue.jp
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